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風邪・アレルギー・喘息…その咳、何が原因?症状タイプ別に考える漢方での咳対策

2025.09.20

■季節の変わり目や寒暖差の大きい時期になると、多くの方が悩まされる「咳」。

一見すると風邪の名残のようですが、実は 体質の乱れや五臓(特に肺・脾・腎)の働きのアンバランス が関係していることがあります。

漢方では、咳を単なる「のどや気管支の不調」とは考えず、「気・血・水(き・けつ・すい)」の巡りの乱れ としてとらえます。
つまり、咳は身体が発する「内側からのサイン」。

風邪・アレルギー・気管支炎・喘息など原因はさまざまですが、漢方では「乾いた咳」「湿った咳」といった症状の違いだけでなく、咳を引き起こしている背景や体質の差 に注目し、根本から整えることを重視します。

この記事では、咳の原因をタイプ別に整理し、体質に合わせた漢方的な考え方と代表的な処方 をご紹介します。


■咳の原因と東洋医学的な考え方

◆ 漢方でいう「咳(せき)」とは

咳は、外からの刺激(ウイルス・アレルゲン・冷気)に対する 肺の防衛反応
しかし、肺の働きが弱ったり、他の臓腑(脾・腎・肝)とのバランスが崩れると、必要以上に咳が出続けてしまいます。

♦咳の原因と種類

<原因別に整理>

<乾いた咳と湿った咳>

西洋医学と漢方医学の違い

・西洋医学:鎮咳薬、去痰薬、抗アレルギー薬などを用いて「症状を抑える」ことを目的にする。

・漢方医学:咳を単なる症状としてではなく、「気・血・水」のバランスや体質を見極め、「冷え・熱」「体力の有無」「乾燥・湿潤」などを総合的に判断し、原因から整えていきます。

■咳に用いられる代表的な漢方薬

※あくまで一例であり、症状と体質の組み合わせで選ぶのが漢方の特徴です。

■体質に合わせた漢方選びの考え方

漢方では、同じ「咳」でも人によって処方が変わります。

・体力がしっかりしているか、弱っているか
・冷えやすいか、熱がこもりやすいか
・痰が多いか、乾燥しているか

たとえば、体力のある方の熱性の咳には「麻杏甘石湯」が向きますが、虚弱でのどが乾くタイプには「麦門冬湯」が選ばれることがあります。

■漢方を活用する際の注意点

◊自己判断は避け、専門家に相談を

咳は風邪だけでなく、肺炎や喘息など重大な病気のサインであることも。長引く場合は必ず医師や薬剤師に相談しましょう。

◊体質に合った処方を選ぶこと

同じ薬でも効果の出方は人それぞれ。市販薬を安易に選ぶのではなく、専門家に体質や症状を伝え、適した処方を選ぶことが大切です。

西洋薬との併用に注意

西洋薬と漢方薬は併用できる場合もありますが、重複や相互作用を避けるため必ず医師・薬剤師に確認をしましょう。

生活習慣の見直しも忘れずに

睡眠不足や冷え、乾燥した環境は咳を悪化させる要因に。漢方とあわせて生活全体を整えることも改善の近道です。

■まとめ

咳は「風邪だから」「アレルギーだから」と一言で片づけられるものではなく、原因や体質によって大きく対処法が異なります。
西洋医学では速やかに症状を抑えることができますが、漢方は「咳を起こしやすい体質そのものを整える」点に特徴があります。

「長引く咳でつらい」「身体に合った自然なケアを探したい」という方は、ぜひ漢方の視点を取り入れてみてください。


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