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9月の養生法

2024.09.02

このたびの台風10号による被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

9月になりました。
これからは徐々に涼しくなって陽盛から陰盛に変わる時期です。
この時期は「陰」「気」を補うことが大切です。

◇「陰」は、体に必要な血液や体液、栄養などをいい
不足すると(陰虚)体を潤す働きが弱くなり
喉の渇きや精神不安、肌の乾燥などの症状が現れやすくなります。

*オススメ食材

・ゆり根- 肺を潤し気持ちを落ち着かせる。

・柿-熱や乾燥の症状を緩和する効果がある。
肺を潤して咳や痰を抑える効果もある。

◇胃腸の消化吸収能力を高める 「気」が不足すると
疲れやすさや風邪を引きやすさなどの症状が現れる可能性があります。
胃腸の消化吸収能力を高め、食事から効率よく栄養素を吸収できるようにしましょう。

*オススメ食材

・いちじく-古代ローマでは不老不死の果実とされていました。
中医学では潤いを補い胃腸の調子を整えると言われている。

・山芋-胃腸のはたらきをよくするので、慢性的な下痢や食欲不振に使います。
また、元気を補うので体力低下や治りづらい咳、頻尿や髪の劣化がみられる老化の症状にも有効です。

◇またこの時期は栄養・水分を溜め込みやすいので
胃腸の負担を減らすことを心掛けましょう。
例えば油ものや糖分(お菓子、アイスなど)は控える。

◇身体に熱がこもりやすくなります。

*オススメ食材
・セロリ・きゅうり・トマト・バナナ

◇心にくる変化

・気分の落ち込み、やる気の低下、更年期うつ
・ため息が出る(呼吸器症状)
・不眠症、不安

原因
・日照時間の変化
・ホルモンバランスの変化

・気温の低下(陽気の減少)

 

これは全て自然の流れです。
これからやってくる冬に向けて
なるべく無駄な生命エネルギーが消費されないよう
陽気を下げ、感情も行動も抑えようとします。
自分だけではなくみんなが感じていると
この時期は、その自然の流れに逆らわずに
無理せず、リラックスして過ごしましょう。
※オススメのホルモンを高める食事
・大豆製品(納豆、豆腐)、乳製品、玄米や鮭やマグロ(DHEA)などのタンパク質は
セロトニン(これも幸せホルモン)をアップして免疫力を高めて病気を予防。
筋肉量を増やしダイエットを促す、ストレスを軽減しうつを改善、不妊を改善するなど
さまざまな作用があります。
 ・ざくろには女性ホルモン作用があり、生理不順や更年期の症状を軽くしてくれます。
季節の変わり目は
体調を崩しがちです。
漢方のご相談も
お気軽にお問い合わせください。

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カテゴリー 養生
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