お肌や髪のお悩み
アトピー性皮膚炎 漢方薬
アトピー性皮膚炎は皮膚だけを診ても治らない場合が多いです。
漢方薬治療では、皮膚の状態(カサカサ、ジュクジュク、赤みやかゆみなど)の他に、
個人の体質やストレスの度合い、年齢、自覚症状なども診ながら処方を決定します。
体質そのものの改善を目的とし、人間が本来持っている自然治癒力を高めながら、
心身のバランスを整え治療していきます。
どんな症状?
アトピー性皮膚炎とは、アレルギーによって引き起こされる
湿疹に対して名付けられたものです。首から上に出るものと、手足などカラダの末端に出るものがあります。
一般的な特徴としては、かゆみがある・赤くなって熱感がある・分泌物があってジクジクする・乾燥してカサカサする
などですが、人それぞれ症状が全く異なるため、1人ひとりに
合わせた対策が必要です。
皮膚炎の症状が現れると考えられます。
また、どのアレルゲンで症状が出るかは、人によって違います。
アトピー性皮膚炎を引き起こす要因
漢方ではどのように考えられているの?
「気・血・水」のバランスの
崩れによるものと考えられています。
西洋医学の治療では、ステロイド剤や抗ヒスタミン剤などによる薬物療法が中心になります。 これらの外用薬は、誤った使い方をすると副作用のおそれもあるので注意が必要です。
漢方の考えでは、人のカラダは「気・血・水」の3つで
構成されていると考えられています。
この3つは、お互いに影響しあっていて、「気・血・水」のバランスが取れている状態が心身共に健康であり、これが
崩れることにより、様々な不快な症状が現れてきます。
それは、アトピー性皮膚炎にもあてはまります。
「気・血・水」のバランスの中でも、冷え、ストレス、
過労、食事などが原因で、血の巡りが悪くなっている状態の「瘀血(おけつ)」、体内に入った水分処理がうまく
できないため、水分代謝が悪くなっている状態の「水毒
(すいどく)」がアトピー性皮膚炎の一因とされています。
漢方薬治療では、皮膚の状態(カサカサ、ジュクジュク、
赤みやかゆみなどはどうか)の他に、お1人おひとりの体質やストレスの度合い、年齢、自覚症状なども
診ながら処方を決定します。アトピー性皮膚炎は皮膚だけを診ても治らない場合が多いです。
生まれ持った体質を変えるわけですから、治療には根気が必要です。効果が現れるまでの期間は年齢が若いほど短く、赤ちゃんでは1カ月ぐらいで症状が治まってくる場合もあります。病状がこじれてしまっている成人では、年単位の服用で少しずつ症状が改善されていくというパターンが多いようです。
また、西洋医学治療との併用が有効な場合もあるので、薬剤師に相談してみましょう。
タイプ別診方と対策
→首から上にでやすく、赤みのある湿疹
≪対策≫
「血」の巡りを良くする漢方薬を用いるとともに、
冷えを解消することが大切です。
→ジュクジュクして分泌物が多い湿疹
≪対策≫
「水」の巡りを良くする漢方薬を用いるとともに、
水分の摂りすぎや冷えには気を付けましょう。
皮膚が薄く、乾燥しやすいため、肌を清潔にするようにしましょう。また、ストレスや生活習慣も影響するので、
規則正しい生活を心がけましょう。
1番多くあてはまる症状の漢方薬をお選びください。
今までどんなお薬をお飲みになっても
ご自身の体質や症状にピッタリと合った お悩みの症状の原因を根本的に |
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腫れや赤みがある 化膿しているまたは化膿するおそれがある |
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赤み、かゆみがある 患部に熱感がある 分泌物がある(分泌物が多い) |
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冷え性である 赤み、かゆみがひどい 乾燥がひどい 血の巡りが悪い |
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乾燥しやすい 赤み、かゆみがある のぼせがある 手足がほてる |
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